3.先の見えない生活が一変!きっかけは、ある出会いだった。
出来ることなら娘たちと替わってあげたい―。
そばで見守ることしか出来ないもどかしい日々は、それから11年も続いた。
そんな家族に大きな変化をもたらしたのは、ある記事との出会いだったという。

「たまたまネットで調べてるときに、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子ちゃんもアトピーだということを知ったんです。
K-2乳酸菌の研究を知って今があるっていうのを見て、佳菜子ちゃんが試したことなら「もしかしたら!?」って。
色々調べたり亀田製菓さんの研究結果も見て、これはと思いましたね。」
病院に通い、食事改善も続けながらK-2乳酸菌の研究を生活にとり入れること数週間。
「1~2週間であれ?って。1か月くらいで、もう手袋しないで寝れるようになってましたね」

長女: 「なんかよく寝れたなっていう感覚。「え?私、朝まで眠れたの?」ってビックリしました。起きて手を見た時に全然傷がなくてすごくうれしかったです」
次女: 「前はイライラしちゃってたけど、今はない。勉強とかテニスもやりやすいよね」
長女: 「眠れるから集中力もついたかなぁ。もう毎週皮膚科に行かなくても良いし、友達と腕を組んだり肌が触れるのも今はこわくないです」

「本人たちが一番大変だったと思います。皮膚科の先生も今の姿をみてすごい喜んでくれて、美人さんになってよかったねーって」

「家族で旅行に行くことも多いんですが、前は温泉もしみて入れなかったんですよ。ゆっくり入るなんてとても無理で、もうシャワーだけでいいっていう感じ。今では自分から入りたい、湯めぐりとかもあったらやりたいって言うようになって。
二人が楽しんでる姿を見ると、佳菜子ちゃんのお話を信じて良かったなって思います」

長女・次女: 「海もしみて入れなかったけど、今大好きだよね。笑」

勉強や大好きなテニスにも集中できるようになり、長女・麗奈ちゃんは都大会で準優勝するほどの腕前に。


現在二人は友達に囲まれ、毎日元気いっぱいに過ごしている。

長女: 「昔のつらさが10だとしたら、今はゼロって言ってもいいくらい。温泉や海にも行けて、夏は半袖で過ごせるのですごく嬉しいです。テニスにも集中できるようになったので、もっと上を目指したいなって思っています」
「子どもらしく、楽しいこと、やりたいことを、痒みや痛みを気にしないで出来ている娘を見て、もう心からよかったねって思っています」
長年アトピー性皮膚炎の悩みと向き合ってきた常世田さんご家族。これから親子でやってみたいことを尋ねると、礼子さんは明るい笑顔で答えてくれた。

「半袖・短パンの可愛いテニスウェアを着て、一緒にテニスとか。何年もずっと心配が尽きなかったから、いま本当に嬉しいですね」
自分に合った方法が分からず、どうしたら良いか悩むことも多い「アトピー性皮膚炎」という病。
今同じように悩んでいる方にとって、常世田さんご家族のお話が少しでもヒントになれば幸いだ。
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